慶應義塾大学通信教育課程☆奮戦記

アクセスカウンタ

zoom RSS JMOOCオンライン講座におけるカテゴリー分類の考察

<<   作成日時 : 2015/09/27 07:37   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0


 JMOOCは「大学の講座がいつでもどこでも
無料で受けられる」と謳って始まりました。
その後、資格取得のための専門学校や企業
による講座が企画されるにつれ、2015/4から
募集を開始した講座を対象に3つのカテゴリー
が設定されました。
その分類は、下記の通りです。

 [LINK] JMOOC 講座のカテゴリー分類

-----
【カテゴリーT】大学が提供する大学通常講義相当の講座
【カテゴリーU】専門学校・高等専門学校が提供する講座、
         公的研究機関推薦講座、学会推薦講座
【カテゴリーV】カテゴリーT・U以外の講座(大学が提供する
         特別講義および公開講座相当の講座、企業等
         が提供する講座等)
-----

そこで、実際にJMOOC講座のカテゴリーについ
てみてみました。

まずは、OUJ MOOCですが、放送大学と帝塚山
大学のみが講座を開設している状況です。
講座のカテゴリー分けはされておらず、私見では
比較的やさしめの講座が多いような印象をもって
います。

つぎに、OpenLearningです。
いま現在、カテゴリー分けの対象となっているは
7講座です。
すべて大学または大学院主催による講座なので、
カテゴリー1かカテゴリー3のどちらかしかありま
せん。内訳は、カテゴリー1が3講座、カテゴリー3
が4講座です。

最後に、gacooです。
JMOOCの中でも一番多種多様で、大学・大学
院の講座から専門学校の講座、究極は個人の
講座までラインナップされています。

いま現在、カテゴリー分けの対象となっているの
は26講座です。
その多くは大学が主催しているので、カテゴリー1
とカテゴリー3が多くを占めます。
内訳は、カテゴリー1が4講座、カテゴリー3が22
講座です。カテゴリー2の講座はありません。
この点では、OpenLearningと同じ傾向です。

最近では、資格の学校TACによる講座が多く開
講され、簿記や行政書士、宅建などの実用的な
資格取得のための講座が増えています。
今後は、株式会社の主催による講座が予定され
ています。
これらは、すべてカテゴリー3に分類されています。
それにしても、カテゴリー2の講座がないのが不思
議な気がします。

さらに、gaccoで一番の特徴が個人での講座開設
があることです。具体的には、脳科学者の茂木
健一郎氏による講座は、組織ではなく個人名でし
た。
さらに、大学先生が個人名で講座を開講するケース
があります。たとえば、「スポーツビジネス入門」は
早稲田大学教授の平田先生が個人名で開講して
います。今後の予定では「3Dプリンタとデジタルファ
ブリケーション(キャンパス編)」が、慶應義塾大学準
教授の田中先生が個人名で開講します。


 まとめてみると、現在のJMOOCでは33講座に分
類表示があって、カテゴリー1が7講座、カテゴリー2
はゼロ、カテゴリー3が26講座です。
このことから、圧倒的にカテゴリー3が多く全体の約
79%を占めることがわかります。大学の講義レベル
であるカテゴリー1は、全体の約21%です。

カテゴリー分けを開始したのが、2015年4月以降に
募集を開始した講座ですから、それ以前に大学講義
レベルの講座が集中していた可能性は否定できま
せん。
現実に、開始から1年間は大学か大学院の講座が
ほとんどで、TACが2講座、日本統計協会や統計局・
観光庁が例外としてあるくらいでした。

したがって、サービス開始当初からのカテゴリー分類
を知ることはできないものの、2015年4月以降に限定
すれば、カテゴリー3が多いというのが現実です。
ですから、たとえ大学名が冠に付いた講座であっても、
講座内容が大学の通常講義レベルであるとは限らず、
特別講義や公開講座に類似したものが多いと考えて
間違いないはずです。

学習する側の期待と開講される講座のレベルの差異
が生じるほど、講座に対する不満が増えるのは当然の
成りゆきです。
たとえば、大学の講義レベルを期待する人が、そうでは
ない生涯学習の公開講座だとがっかりするようなケース
です。
ですから、学習する側も最初から講座のカテゴリーを意
識して、齟齬が起きないように気をつけたいものです。
また、提供する側もカテゴリー分けに見合ったレベルの
確認クイズを提供するなどして、学習者との意識の差を
縮める必要がありそうです。

そうすることで、学習者の満足度が向上しJMOOCという
学習スタイルが定着することに繋がるのではないでしょう
か。

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
JMOOCオンライン講座におけるカテゴリー分類の考察 慶應義塾大学通信教育課程☆奮戦記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる